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スクショで振り返るファゴット創作

記事名の通りです。

作品記事はこちら

あくまで自分の記録用ですが、
あの奇怪な展開図の生い立ちが分かるので
割と面白いかもしれない。



1.png

ORIPAデータをオリヒメに移行して
部分折り畳み機能を試したもの。
この機能が後に大活躍します。

ここまでは、2016年中に試作していた部分ですが、
ベル側とボーカル側の等分数を変える案は
この当時から考えていました。
ただ、等分数は違い、
32等分をベースに64等分へ変換するつもりでした。

このベル周りの少し変わった構造が
本作の重要なポイントのひとつなので、
ここまで去年の段階で作っていたのは
非常に助かりました。
こういう構造は時間を置いてから見ると
イマイチに感じてしまうことが多いですが
これは改めて見ても良い解だったと思います。



4.png

17/10/8
32と64等分では管体の太さが2:1になり
あまりに極端だろうということで、
36と54等分をベースにする案が出ました。
108等分が共通で、管体は3:2の太さになります。
32と48でも良かったですが
領域が明らかに足りなかったので
程よく伸ばした次第。
このへんはマス数を計算したりするわけではなく、
完全に感覚でやっています。
楽器創作は感覚がつかめてきたので、
今回も結局この読みがピッタリ当たりました。
(というか、最後のほうになると
今さら等分数変更は無理という状況になるので
過不足があってもその中でどうにか解決するのです…



2.png

3.png

17/10/7
3等分刻みの蛇腹になるので
変わった構造が頻出します。
これはオーボエの再来といった感じ…

ちなみに、この二つの構造は
後に消えました。



7.png

17/10/13
うーん悩んでますねぇ。
36等分から54等分に変換する部分。
ちょうどファゴットの折り返し、
ブーツジョイントの部分です。
どれもしっくり来ないですね。



8.png

17/10/13
54等分部に36等分幅を仕込む案。
これは、展開図右側でこの幅1マスが必要だったので
左側できちんと処理できるか試したところです。
実際に折っている試作では
もっとカオスなことになってましたが、
展開図を描きながらPC上で整理することで
シンプルに落ち着きました。



9.png

17/10/14

等分の変換部分が超シンプルに!
気付いた時は、何を考えすぎていたのかと
昨日の自分を笑ってしまいましたね。



10.png

17/10/15
さぁ展開図上部が決まりました。
つまりは、ファゴットの左半分が出来たということです。
この日は休日だったので
一日中創作していました。
このスクショが13時のもので、
午前中は変な神谷パターンっぽいとこ周辺を
一気に決めていきました。


11.png

同じ日の夜。
展開図右下を進めます。
これはブーツジョイントの裏側の、
親指以外で操作するキィです。
折り畳み推定図の右下から
ニョキっと生えている部分。

二股に分かれた内部カドは
ハンドレストです。
木管楽器はインサイドアウトしまくって
内部領域が余りがちなので
積極的に使っていきます。

一見意味の無さそうな神谷パターンは
裏側のキィの向きをスムーズに変える用。
カド出しの観点では必要ないですが
こういう場面でも使えるのだなぁと
新たな気付きがありました。



12.png

17/10/18

先ほどの54に埋もれた36を
内部領域活用の名目で駆り出します。
ヒダの場所を少し動かすだけなのに
妙なことになっちゃった図。

描いてみて気付いたけど、
なるほど、普通の格子でよく見る
ヒダ移動のパターンを
そのまま変形させたものですね。



13.png

17/10/20
さぁ、残すはボーカルとテナージョイントのみ。
領域も足りそうです。



14.png

17/10/21
残りの部分も描き加えて
ひとまず試作完了。
スケルトン図のカオスなこと…



15.png
16.png

本折りへ向けて、
等分数を変えてスクショを撮りました。
展開図上下で等分が変わるので
折り筋付けがほぼ2回分って感じです。

この時点では左下がボーカル、中央下部のカドは
テナージョイントの装飾の予定でしたが、
本折りで色々問題が発覚して
結局中央下部がボーカルになりました。
テナージョイント装飾用カドは消滅し、
ボーカルの受け口部分の銀色リングに。



ザーっとこんな感じでした。
本格的に創作に取り掛かってからは
約2週間で一気に進めたことになります。
一番厄介な部分を去年のうちに
試作できていたのも大きいですが、
その後1年の間に脳内で色々と案を
溜めて置くことができたので、
あとはそれを実際に試していくだけ
という状況だったおかげかと思います。
構想を練るのは大切だと、
改めて実感しました。

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有澤悠河 / Arisawa Yuga

Author:有澤悠河 / Arisawa Yuga
通称:ありさん
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